HO-PC1「こだわりの監督」

・シナリオコネ:エルシー(推奨スート:スペード)
・推奨スタイル:トーキー

君は、零細映画会社「     」の映画監督だ。
君は今、アクション映画の撮影に取り組んでいる。イメージもアイデアも、今まで以上に、まるで尽きない泉のように湧いてくる。君には確信があった。過去最高の名作が撮れる、と。
しかしどうやら金がないらしい。PC2の様子からして、今回はマジで無いらしい。とは言え手を抜くことはできない、役者も誰でもいいわけではない。特にヒロインのイメージは譲りがたい。
そこに現れたのが彼女だ。姿も声もそれはもう、運命としか呼べない程に「ぴったり」だったのだ。

PS:「『ホンモノ』のアクション映画を撮る」


HO-PC2「苦労人のプロデューサー」

・シナリオコネ:千早冴子(推奨スート:ダイヤ)
・推奨スタイル:なし

君は、零細映画会社「    」のプロデューサーだ。
先ごろCMEが、新たな才能を求め、選ばれた在野のアーティストを支援する企画を立ち上げた。君はその映画部門に応募し、みごとプレゼンを成功させた。
与えられたのは、CME系列の映画館での配給枠。こんなチャンスはまたとなかろう。
だが奨励金とかは出ないのでやはり金はない。試写までに映画ができなければ採用は取り消しだ。
くやしいが、PC1の才能は君が一番良く知っている。あいつがこれだけやる気なら、必要なものさえ揃えばきっと傑作が撮れる。なのに今回に限って、必要とする役者だけでも無茶なのだ。飾り気のない可憐なヒロイン、プロフェッショナルで酷薄な二人組の敵役、恐ろしいレッガーの群れ……
――そんな時。ぴったりの「役者」達が向こうからやってきてくれた。

▼PS:「とにかく映画を完成させる」


HO-PC3「映画初主演の男優」

・シナリオコネ:「ハリー」(推奨スート:クラブ)
・推奨スタイル:カブト、カタナ、チャクラ、カブトワリのいずれか

君は、零細映画会社「    」の新作で主演デビューする予定の男優だ。
役名は「ハリー・バーリィ」。追われるヒロインを守って夜を駆ける男。演者なら一度は演じてみたくなるような魅力的な役どころだ。予算の問題で映画が立ち消えてしまわないか、それだけが問題だった。
とうとう始まった撮影は、想像と違う方向で過酷を極めることになる。レッガーは本気で襲ってくるし、爆発はCGでなく、敵役(かたきやく)は全力で実弾を撃って来るときた。
だが「ハリー」の敗北はプロットにない。何が何でも少女を守り、エンディングに辿り着かなければ!

▼PS:「自分の『ハリー・バーリィ』を演じ切る」


レギュレーション

▼使用ルールブック・サプリ
(1)基本ルールブック(TNX)
(2)ジ・アザー・サイド(TOS)
(3)オルタナティブサイト(ATS)※スタイル「コモン」のみ
(4)クロス・ザ・ライン(CTL)※フォーカスシステムの部分のみ
(5)スキルディクショナリ(SKD)
※スタイル特技のデータはすべて「SKD」のものを適用します

▼使用経験点・達成値上限
・事前の使用経験点上限:42点
・達成値上限:22
・アクト中に使用してよい経験点:30点まで

▼防御系神業
・ゲストが使用する即死系神業のみでキャストが死亡するのを防ぐためには、防御系神業「2つ以上」を推奨

▼情報収集判定についての特殊ルール
・「情報収集そのものを目的としたシーン」であれば、舞台裏でなくても情報収集判定を行ってよい(シーンプレイヤーのみ)


選択ルール「MP」

MP=Masterpiece Point。多いほど映画の傑作度合いが更に上がる。以下の条件で1ポイントずつ加算される。

(1)PLが映画として映えそうなシーンを提案し、SPLとして実行する(1PL1回まで。PC1のPLのみ2回まで)
(2)戦闘またはFS判定に設定された特殊な勝利条件をクリアする(PC3)
(3)交渉系の特殊なイベントを切り抜ける(PC2)

当ルール使用の場合、OPフェイズ終了時【SPS:映画を撮る】が発生する。経験点は最終的なMPに等しい(最大5点)。