◆ 第2サイクル・シーン1 ◆  「思ひつつ」


 Scene Player ―― NPC(庶務:諸星 真琴)



GM : 最初は真琴のシーンです。「……おかしい」1人焦りながら学校を歩いている。場所は廊下。

秘野森 : 誰を登場させますか。

GM : 1人で情報判定をします。続けて陸奥君、あなたの情報を調べます。

龍之助 : おっ。

ユヤ : そうか、【パーソナル秘密】。

GM : そう。――7。成功。

秘野森 : 【秘密】はもう真琴に知られてるから、【パーソナル秘密】を公開してくださ

龍之助 : ……

秘野森 : なんで頭抱えてるの!(笑)

龍之助 : け、けっこう不意打ちなタイミングだった! しょうがないよね!? はい!





 パーソナル秘密【告白】(副会長:陸奥 龍之助)
 対象:秘野森 匿太郎

全員 : ……!!!(爆笑)

龍之助 : ネタのつもりだったんだよ! そっちもやってるなんて思わないよ!!(笑)

秘野森 : やったー、仕込みが見事に実を結んだー(笑)

ユヤ : あははは、はは、えーと、でもこれでプライズの獲得条件満たした満たした! ……GM、この場合どっちが手に入れるんです?

秘野森 : 同時の場合は、該当者は互いに1D6を振り、高い目を出した方が獲得。だって。

GM : あー。あーおかしい。

シオリ : GM、1D6(笑)

GM : あっ、そう。そう。振って。

龍之助 : 1D勝負だー!

秘野森 : 1。

龍之助 : えっ。(ダイスを振る)……2。



 ……このダイス目が、後に物語を根底から揺るがすことになる。


GM : はいっ。では副会長、『文化祭の思い出』です。

ユヤ : 裏見て、裏見て。

GM : 情報共有は発生しないから注意してね。そっと見て。




プライズ『文化祭の思い出』の【秘密】
「現在、君たちは忍法『時檻』によって閉じた時間の中に封じ込められ『楽しい学校生活を送る学生たち』という偽の記憶を刷り込まれている。時間を先に進めるためには、『時檻』を解除しなければならない。『時檻』は、4サイクル目が終了するまでに、術者の設定した『合い言葉』を術者に向かって伝えることで解除される(クライマックスフェイズになる)。『時檻』を解除した者は、一つだけ自分の望みを叶えることができる」


龍之助 : ……!! ほー……う。

ユヤ : なんだなんだ。

龍之助 : ……(考え込む)

ユヤ : 「矢印が増えてるわ……アラ大変。……え、え?」なあ、これならさっきの会長からのシーン、情報判定した方がよかったんじゃないのか。

秘野森 : いや、こっち向いてると思わなかったから、【感情】つけといて殴りに行くしかねえなと思ってたんだよ(笑)

龍之助 : 殴りやすいしね、立場的に(笑)

秘野森 : そうそう。