Scene Player ―― 副会長:陸奥 龍之助
龍之助 : ……先にシーン貰ってもいいかな。
ユヤ : どうぞどうぞ。
秘野森 : シーン表をどうぞどうぞ。
龍之助 : はい! ……12。
ユヤ : でけえよ!
GM : 「プール」。
シオリ : プール!?
GM : 水面がゆらゆら揺れている。
シオリ : 学園祭って秋だよね。
龍之助 : コケ。水、緑色。
GM : そこに、
ユヤ : 釣り部が鮎を放流していて。
GM : あれ!?
ユヤ : (釣り部員)「さー、釣り堀やるよー。今年は釣り堀だよー」
龍之助 : (釣り部員)「鵜を放つよー」
ユヤ : 鵜を!?
秘野森 : シーンの登場人物は。
龍之助 : ユヤちゃんに出て欲しい。【感情】を結びたい。
ユヤ : はいっ。
GM : では、釣り部が釣り堀を作っているプールサイドで。
龍之助 : 「やー、流石に釣り部凄いね! よくやるなあ」
ユヤ : 「やりすぎじゃない!?」
龍之助 : 「まあね、25mプールでやるこたないよね」
ユヤ : 「でかいよね?」
龍之助 : 「でもほら、あそこに1、2、3……お客さんに貸し出す用の釣竿もちゃんと揃えてるし」
ユヤ : 「プールのあの真ん中に渡された板の上に乗ってやれって事なの、あれ?」
龍之助 : 「そうそう、バランス取りながら」
ユヤ : 「危なくない!? あれ厳重注意した方がよくないの先輩!?」
龍之助 : 「や、……まあ、あはは、書類通っちゃってるし、もう俺たちにできることないって!」
ユヤ : 「そうよね、ははは!」
龍之助 : 「はははは、……なんで通したんだっけあれ」
全員 :(笑)
ユヤ : 「面白そうだから賛成したんだけどアタシ……こんなんなると思わなかった」
龍之助 : 「ユヤちゃん、客引きしてあげたら? 水着着てさ」
ユヤ : 「えっ」
龍之助 : 「可愛いよ。見たいな」
ユヤ : 「ムリよ、アタシの身体じゃ!」おなかポーン。
龍之助 : 「それがいいんじゃん」
ユヤ : 「それはマニアックすぎるわ(真顔)」
シオリ : (笑)
ユヤ : 「アタシはアタシの身体のことをちゃんと把握してる! 体力一番!」
龍之助 : 「神社って素振りでもすんの!?」
ユヤ : 「雑巾掛けとかするのよ」
龍之助 : 「え、あれ女の子もやんの?」
ユヤ : 「やんの」
龍之助 : 「そっか…… 偉いな、ユヤちゃんえらい」(なでなで)
ユヤ : 「えっ、あっ、ちょ……なで……」撫でられながらちょっとニコニコしてる。
秘野森 : ああ、怒らないんだったこの子(笑)
龍之助 : こんな感じで、感情判定をします。
GM : 指定特技は?
龍之助 : じゃ、至近距離まで寄りましたので《香術》。
ユヤ : なんだって!?
龍之助 : 香水つけてる。
ユヤ : フェロモン……?
龍之助 : 8。成功!
ユヤ : お互い感情なにか決めよう。
龍之助 : ん(ころころ)……3。「愛情」。わ!
秘野森 : それかマイナスで「妬み」を取るか。
龍之助 : ユヤちゃんはいつもニコニコしてていいなあギリギリギリ。
シオリ : えー!(笑)
ユヤ : 2。アタシ「怒り」取れないから自動的に「友情」。
龍之助 : じゃ、こっちからは「愛情」で。
ユヤ : そういえば、例えばこうやって普通に取った【感情】がある上で、【パーソナル秘密】が開かれてその人に「愛情」を、っていう場合、上書きされるんですか?
シオリ : される。変更だって。
GM : 「俺、あいつは友達だと思ってたけど、これは……恋だ」とかね。
龍之助 : あー、あるかもあるかも。自覚しちゃった瞬間にブワッて。
ユヤ : かわいいな(笑)
龍之助 : 「じゃあユヤちゃん、こっちの見回り終わったから……よっ、と(肩車)」
ユヤ : 「ちょっ、先輩!?」
龍之助 : 「俺らのサイズ合わせしに行こっかあ」
ユヤ : 「お、重くない?」
龍之助 : 「ぜーんぜん」
ユヤ : 「そ、……う、(目が泳いでいる)」
GM : (釣り部員)「おーい、そろそろ竿用意してくれ!」「分かりました、先輩!」
龍之助 : 「がんばれよー」(プールを後にして歩き出す)
ユヤ : 「先輩は執事なんだっけ」
龍之助 : 「ん。シオリちゃんのお勧めだから、それが一番上手くいくだろ」