◆ 第1サイクル・シーン4 ◆  「越の白山しらねども」


 Scene Player ―― NPC(補佐官:水波 カオル)



GM : 4シーン目は水波カオルが割り込みます。ドラマシーン……場所は「校庭」。ジャージ姿の生徒たちが、モニュメントを作ろうとしています。「おーい、どうだ?」

シオリ : (制作中の生徒)「そっち持っててそっち持ってて、……あー! 崩れたー!!」

秘野森 : (制作中の生徒)「あーー!!」

GM : ガタガターン! と大きなモニュメントが校庭で崩れているのが見えます。

ユヤ : 崩れちゃダメだろ!?

龍之助 : (制作中の生徒)「いやー、先月からずーっと造ってたのになー」

ユヤ : おーーい!!(笑)

龍之助 : (制作中の生徒)「だいじょぶだいじょぶ、2時間あれば直る!」

ユヤ : プロ!?

GM : (制作中の生徒)「突貫工事だー!」




秘野森 : 登場要請はありますか。

GM : あります。登場要請がですね、三好死織さんにあります。

シオリ : お。いいよ。

GM : ちょうど生徒会でやる喫茶店の買い出しをして、その帰りだと思ってくれ。

シオリ : なるほど。じゃ、荷物をある程度持ってもらって、レシート見ながら計算してる。




シオリ : 「……(歩きながら、メガネに指を添え、レシートに目を近づけてガン見)」

GM(カオル) : 「いやー、助かったよ、シオリちゃんについて来てもらえて。値切りの技術とか天才的だよね!」ニコニコと話しかけてくる。

シオリ : 「……水波君は、買いすぎ」

GM(カオル) : 「えー」

シオリ : 「私、ついていかなかったら、どうするつもりだったの」

GM(カオル) : 「参ったなア」頭をぽりぽりと掻く。

シオリ : 「お茶の葉だって、あんなにいいの買う必要、ない」

GM(カオル) : 「そっかあ。いいお茶の方が楽しめると思ってさあ」

シオリ : 「おいしいものはいい、けど。お金は無尽蔵にあるわけじゃ、ない」

GM(カオル) : 「……そういうところがさ。シオリちゃん、いいよね」

シオリ : 「……」

GM(カオル) : 「僕には無いところでさ」

シオリ : 「……。何も出ないよ」

GM(カオル) : 「あはは、何か要求してるわけじゃないさ」と言いながら……感情判定を行います。

秘野森 : 何で判定しますか。

GM : ないしょ。……6。成功。お互いに結びましょう。こっちは……「忠誠」か「侮蔑」。いろいろ教えてもらったから「忠誠」かな。

シオリ : 2。じゃ、面白そうだからマイナスにする。「怒り」。

龍之助 : 買い過ぎ……!

シオリ : それかも(笑)

ユヤ : 味方の可能性低いしなあ。

秘野森 : や、NPCが敵の可能性高いとは限らない。

龍之助 : そうだねえ……シノビガミのこれ系は当事者性高いハンドアウト振ってくれるから、味方の誰かが「月読」の可能性は高い……。