◆ 第2サイクル・シーン4 ◆  「ただ片時のうつつともがな」


 Scene Player ―― NPC(補佐官:水波 カオル)



GM : 水波カオルのシーンです。校庭を三好と歩きながら。

シオリ : またか!(笑)同じか、そうか。

GM(カオル) : 「いやー、助かったよ、シオリちゃんについて来てもらえて」

秘野森 : 繰り返されてるんだ!

GM : ニコニコと、いかにも文化祭の準備が楽しいって感じで言うわけだ。「文化祭の準備、最高だよね。何回やったっていいくらいだ」

ユヤ : ……あん?

シオリ : 「何、回……も? そうかな。私は、1回こっきりだから楽しいんだと思う」

GM(カオル) : 「え?」



 分厚いメガネの奥から、真っすぐな瞳がカオルに向いている。


シオリ : 「1回しか出来ないから、みんな一生懸命やるんだと思う。何回でも繰り返せたら、……惰性になっちゃうんじゃない?」

GM(カオル) : 「ど、どうしたの、急に真面目に? 同じ準備を繰り返すなんてこと、ありえるわけないじゃないか」と言って笑う。

シオリ : 「……うん。なんとなく」

GM(カオル) : 「変なシオリちゃん」……笑いながら、感情判定を……

秘野森 : ん、もうシオリには「愛情」持ってもらえてるよ?

GM : そっか。……そっか、感情判定しません! そういうシーンでした!

秘野森 : え!?(笑)

GM : 行動はパス。次のシーン、どうぞ。