◆ 第3サイクル・シーン6 ◆  「おどろかでぬる我は人かは」


 Scene Player ―― 生徒会長:秘野森 匿太郎



秘野森 : ドラマシーン行く。シーン表……4!

GM : 「体育館」。

秘野森 : 誰か手伝ってくれる人。

ユヤ : 君に感情修正つけられるのは副会長だ。

龍之助 : え、俺出すぎじゃね?

シオリ : 私はこの後のシーンで会長と話すつもりだから大丈夫だよ!

秘野森 : こっちからシオリにやってみたいことも、じゃあそのシーンでやったほうが面白そうだ。

シオリ : こっちはカオルと接触たくさんしすぎなんだよね。

龍之助 : PC1らしいムーブ! あってる、だいじょぶ!

ユヤ : うんうん。ちゃんとヒロイン担当。

秘野森 : じゃ、頼む。

龍之助 : 分かった。

秘野森 : 体育館では、きっと生徒たちが椅子をたくさん並べていて、演目書くあの看板みたいなの作ったりしてて。

ユヤ : メクリか。

龍之助 : じゃあそこへ後ろから……いや、体育館ならキャットウォークに現れようかな。

ユヤ : 上から。




龍之助 : (キャットウォークの手すりに肘を乗せて乗り出して)「どうだー?」

秘野森 : 「順調だ。至って順調だ。全くもって滞りはない。一部問題も生じているが、それも予定通りだ」

龍之助 : 「うん」

秘野森 : 「予定通り。……昨日一昨日とまったく変わらない」

龍之助 : 「……」

秘野森 : 「こうやって、同じ日々が続いていく。変わらぬ9月30日が続き、その度に……誰かがほくそ笑んでいる。これで自分の思い通りだと。これでいつまでもこの時間が続くのだと」

龍之助 : 「……。その認識も無いかもな」

秘野森 : 「?」

龍之助 : 「一回きりだから、楽しい。だろ? だから、本当に楽しむ気の奴なら、きっとそうしてる。いつでも一回きりの最高の日だと思えるように」

秘野森 : 「自分自身すら欺いている……そうか。確かに」

龍之助 : 「ああ」

秘野森 : 「ならば尚のことだ。自分のしでかしたことは忘れ、ただただ己の楽しみのためにこの学校を狂わせているならば、尚のこと」

龍之助 : 「……。早いところ片付けような。『奴』を」

秘野森 : 「そうしよう。同じことを、同じ失敗を何度も何度も繰り返させられるわけにはいかん。……少し、直に指示を出してこよう」

龍之助 : 「いってらっしゃーい(ひらひらと手を振る)」愛情ファイト。感情修正!

秘野森 : ありがと。エニグマの破壊を行います。対象は『明鏡止水』。《用兵術》から《意気》の代用をして、……スペシャル。

GM : どーん!

ユヤ : 何か回復する?

秘野森 : 何も減ってない。

龍之助 : キャラシートから欠けている忍法一覧が復活します。

秘野森 : やめて!?(笑) ……『明鏡止水』、ボスが来るべき時に備えて心を研ぎ澄ましているという、その心を乱します。

GM : 乱されちゃった! 了解です!