Scene Player ―― “打ち上げ花火”伊達 康介
Scene Card ―― クロマク(逆位置)
伊達監督:では、MPを稼ぐシーン(シナリオルール)を提案したい。
RL:おっ。
伊達監督:監督としては、いま語りのシーンがあったから、次にアクションシーンも欲しい。カーチェイスがしたい。
永倉P:したい。(確認)
伊達監督:ということで、車で移動をしながら、わざと敵方に居場所が分かるようにこう(ろくろ)
ALL:(笑)
永倉P:捕捉されてえのな!?w
伊達監督:追われたらチェイスが発生してそれを撮れる! ……追ってくる相手だけタカちゃんと撮って、あとで合成すればいいから、ふたりで行くかな。「タカちゃん、行くぞ!」
永倉P:「まじかよ!?」
RL:チームね。OK。
伊達監督:で、エルシーが乗ってるよーって情報をわざと撒いて。
RL:相手もナンバーは控えてるだろうし、行けるでしょう。では監督のMPシーンです。シーンカードはクロマク。
永倉P:「マジで行くのかよ…… いや撮るぞっつったの俺かクソ」
伊達監督:「瀬戸ちゃんにフルのアクションやってもらうんだから、タカちゃんにもカーアクション頑張ってもらわないと!」
永倉P:「(大きな溜め息)……やる気出しやがって」と、ちょっと嬉しそうに。
伊達監督:「ふたりで車乗ってカメラ回すなんて、13年ぶりくらいだなあ」
永倉P:「ほんとだよ。どんだけ待たせんだこの野郎」
伊達監督:「お? 何か言った?」
永倉P:「いーや!」
伊達監督:「さてと、早く追っかけてきてくんねえかなー。こんなに分かりやすく走ってんのになー」
RL:と言った丁度その時、向こうの方から「いたぞ!!」
伊達監督:「やったぜええ!!」
永倉P:応酬されるセリフがおかしい!!w
RL:カゲ◎の方の声で「タイヤだ。タイヤを撃て」と冷静に。直後、車のタイヤぎりぎりに弾丸が叩きつけられる。
永倉P:「うおあああ!」
伊達監督:「(敵に)いい腕!!」
永倉P:「お前、おまえ避けんの俺だぞ!?」
RL:何台か用意したのか、バイクで追ってきます。「待てコラァ!」「逃げられると思ってんのかコラ!」
伊達監督:荒事がよく起こるハザードメモリアルパークに突っ込もう。
RL:よくクライマックスに使われるもんね。
永倉P:撮りやすいなぁおい。
RL:双方、タイヤを軋ませながら曲がってパークに飛びこみます。お散歩している人やスクワッターの人たちなんかが驚くけど、まあ慣れたもんでしょう。
伊達監督:「ゴミ箱撥ねて!」
永倉P:「お前なァ!」
伊達監督:「よしよしよし、いい場面!」
RL:(レッガーたち)「待てコラァ! 今の要ったかコラァ!」
ALL:(笑)
RL:スクワッターの人達が、避けた段ボールを持ったまま「……?」と首を傾げて見ています。……というところで
伊達監督:OKです!
RL:では「MP」を1点稼ぎました! 監督1回目。
瀬戸ハヤテ:情報収集判定。【エルシーについて】を調べておきます。〈社会:ストリート〉、ダイヤの10出して13。
RL:はい。それでは…… どうぞ。
★舞台裏
ハヤテが【エルシーについて】の情報収集判定に成功。
【エルシーについて】
〈社会:ストリート〉〈コネ:エルシー〉
08:
エルシー・カーンズ、17歳、女性。
イエローエリア在住。
11:
【エルシーの父親】はそこそこ名のある探偵だった。
彼の死後、他に身寄りのなかった一人娘は天涯孤独の身となった。
13:
レッドエリアにほど近いバーでウェイトレスをして生活している。今夜もそこでシフトに入っていた。
他に特段目立つ過去や後ろ暗い点は無い、一般市民(スタイル「コモン」)。
データ的には「神業(《平和》)を1つだけ持つエキストラ」である。
ただし、当人にはそれだけの力を持っている自覚がない。エルシーの神業は「この情報を知っているキャストが、任意のタイミングで指示する」ことでのみ発動可能であるものとして扱う。