※このページは、ゲームマスターをする大人のひと、おにいさんおねえさん向けです。

ゲームマスターさんへ

『てるてるRPG』をみつけてくださって、ありがとうございます。
このゲームは、「おはなしの語り聞かせ」と、「めいれいゲーム」を組み合わせた遊びです。

「めいれいゲーム」とは
「命令」という言葉がついている時だけ、指示に従う遊びです。
たとえば、「命令、右手をあげて!」と言われたら、右手をあげます。
でも、ただ「左手をあげて!」と言われた時、左手をあげてしまうとお手つきです。

「お話をよく聞いて、キーワードがあったら動く」というポイントを参考にしました。

お話を聞くのは楽しいものですが、もし、自分や、自分の作ったキャラクターが、そのお話の中に入れたら?
そんな体験が、遊んだ方の楽しい時間に繋がれば幸いです。
ゲームマスターとしてお話を続けるのは、時になかなか大変なことではありますが……!
どうかどうか、夢の先導者として、プレイヤーさんたちに物語を語ってあげてくださいませ。
(このページ内の「サンプルシナリオ」や「ランダムお話作成ルール」がお役に立てば幸いです)

『てるてるRPG』(Tell Your Tales RPG)は、今後(2024年4月~6月にかけて)、追加ルールや、ゲームマスターさんのお役に立ちそうないろいろなものが更新・整備されてゆきます。

使いかたとお願い

楽しく遊べるところなら、どこでも自由に遊んでください。
・配布しているカード等は、使っても使わなくても構いません。
・ルールを変えても大丈夫です。
・配布しているpdfファイルは、誰かにあげても大丈夫です。
・トラブル防止のため、商用利用自作発言禁止します。

ゲームマスターのコツ

①各クラス(せんし、まほうつかい、シーフ)の出番は、できるだけでよいので、均等にしてください。
②各クラスのキーワード(「モンスター」「まほうの」など)は、少しゆっくり、はっきりと発音してあげてください。
③プレイヤーが手をあげたら、その人が作った「キャラクターの名前を」呼んであげてください。


Q.基本の遊び方をしていて、例えば、いちどに2人以上の「せんし」が手をあげた時は、どうしますか?
A.全員の名前を呼んで、全員で倒したことにしてください。

Q.該当クラスのプレイヤーが誰も手をあげられなかった時は、どうしますか?
A.ちょっと困ったことを起こします。
 『モンスター』なら攻撃してきますし、『ワナ』なら発動しますし、『まほうの文字』なら誰も読めなくて困ることになります。
 その後、再度“出番のことば”(『モンスター』『まほうの』『ワナ/かぎ』)を入れた何らかの描写をして、手をあげるチャンスをもういちど作ってあげてください。

一度の失敗でぼうけんが台無しにはならないように展開させてください。たとえば『ワナ』にかかって牢屋に閉じ込められたとしても、牢屋の『かぎ』を開ければ逃げられるという展開にするなどがおすすめです。

ゲームマスターさんのお役立ち

▼キーワード集

「GMさんの小道具集」

↑「モンスター」の種類、「まほうの○○」「○○のワナ」などの具体的な言葉のストック集です。
お話のパーツとしてどんどんご利用ください。

▼ランダムお話作成ルール new!

トランプを使って、お話を半自動的に作れるルールです。
以下の順番で行います。

①トランプを1セット用意して、ジョーカーと、スペードの「A,J,Q,K」のカードを抜いて、残りを山札とします。
②山札を上からめくっていって、カードのスート(マーク)を見て、対応するものを登場させます。
♥ハート 「モンスター」
♣クラブ 「まほうの○○」
♦ダイヤ 「ワナ」か「かぎ」
♠スペード 休憩、回復

※「休憩、回復」は、誰も手をあげなかったら正解です。
 泉のほとり、キャンプ、誰も使っていないテーブルなどで、キャラクターたちを休憩させてあげてください。

③山札がなくなったら終了です。

この方法は、
A.プレイヤーさんたちの前でカードをめくりながら遊ぶ
B.ゲームマスターさんが前もってお話をつくっておく際に使って、出てきたカードをヒントにする

の、どちらでも使うことができます。

★前もって、どのカードを引いたらどんなものが出るか、具体的に決めておくこともできます。
 こちらにその一例を置きますので、よろしければご利用ください。
ランダムお話作成表(pdf版)

サンプルシナリオ

▼サンプルシナリオ『ドラゴンのどうくつ』

印刷用pdf版はこちら

パソコン・スマホ用 TALTO版はこちら

さいごに

このゲームは、TRPG(テーブルトークRPG)というゲームの、超・入門編でもあります。
TRPGは、『てるてるRPG』作者の遥が愛してやまない、「ルールを楽しみ、仲間とお話を繋げて遊ぶ」ゲームです。
いろいろなルールがあって、いろいろな世界で遊ぶことができます。
最初は、小さな友人たちにTRPGをねだられて、このゲームは生まれました。
TRPGの長い歴史と、今はずいぶん大きくなった友人たちへ、ここに感謝を捧げます。